娘のほっぺを食べたい(不育症・流産・死産を経ての育児奮闘記)

30歳:人工授精で双子妊娠、19週破水、21週流産。 31歳:体外受精で妊娠、33週死産。33歳:不妊治療休止中に自然妊娠し、2018.4出産。現在35歳、第二子妊娠中。2020.4出産予定です。 これまでの不妊治療の記録と、その後の家族生活をゆるゆる綴ります。

人工授精1回目

2015年3月
人工授精1回目

生理周期5日目〜12日目
8日間毎日、フォリルモンp75×1A 注射(卵胞育成)

13日目
HCG5000単位 注射(排卵誘発)
子宮内膜 12mm
卵胞24mm,21mm, あと中小サイズのが21個

14日目
子宮内膜 12mm
卵胞 27mm,21mm,15mm, 中小サイズ22個

15日目
人工授精当日
HCG5000単位 注射(排卵誘発)
子宮内膜 13mm
卵胞 30mm,18mm, あと中小サイズのが15個
精子濃度 1700万/ml(正常値:4000万以上)
運動率 35.3%(正常値:60%以上)

16日目〜29日目
デュファストン1日3錠服用

30日目
妊娠検査薬に陽性反応

38日目
出血(40日目に5cmほどの血の塊)
血中HCG 54.3 IU/l

ということで、初めての人工授精は化学流産に終わりました。
振り返ってみると、人工授精当日には筆頭卵胞のうちの1個は既に排卵済だったのかしら??
先生は、排卵後でもむしろいいみたいなこと仰ってました。
夫の精子判定はやはりやや悪め。
この時期は仕事も激務で睡眠不足や栄養不足が祟ったのかもしれません。
それでも一応一度ははじめての(!)妊娠反応が出て、手応えを感じました。

また、妊娠反応があってすぐに夫と実母に連絡してしまったのですが、この頃はまだ流産の可能性を全く考慮していませんでした。
妊娠検査薬で陽性がでたらもう出産まで安泰に違いないと、根拠のない自信と喜びに溢れて。
この先「ここまで来たら大丈夫」が何度も裏切られることになるとは露知らず…

化学流産はとても残念でしたが、「赤ちゃんを失った」という感覚はほとんどなく、「いつもよりかなり重い生理にちょっと苦しんだけど、また次のチャンスに期待しよう」という何とも軽々しく、前向きな気持ちでした。

★ちなみにhCG測定
正常妊娠では、着床開始後まもなくhCGが検出され始め、妊娠4週0日で血中hCG値は100~200 IU/lとなり、5週0日には約2000~4000 IU/lと指数関数的に増加する。子宮外妊娠の場合は、着床部位が子宮体部内膜以外の部位でおこるので、hCGの産生、分泌量は正常妊娠時に比し低値を示す。超音波で胎嚢が検出可能となる血中hCG値のレベルは概ね1000~2000 IU/lとする報告が多く、2000 IU/l以上のhCG分泌がありながら子宮内の胎嚢を認めない場合は、子宮外妊娠を疑う。

とのことです。
奈良県立医科大学 産婦人科ウェブ資料よりhttp://www.naramed-u.ac.jp/~gyne/menu60-30.html